慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の修士論文用のテンプレートです。オリジナルは @kurokobo による 卒業論文用テンプレート ですが、 以下のような改造を加えています。
- SFCの修士論文フォーマットに準拠。
大学院ガイド に基づいて、 表題紙やアブストラクトを調整してあります。 - デザインの調整。
バインダー綴じのための余白設定を両面印刷に対応させました。 - BibTeXへの対応。
オリジナルのテンプレートでは BibTeX を使えないので、対応させました。 - UTF-8 化。
そろそろ内部的にも UTF-8 を使用する UpTeX が主流になってきているみたいなので、 すべてのファイルが UTF-8 になっています。 TeXShopなどのソフトウェアを使用する場合には設定の変更が(たぶん)必要です。 - Makefile の同梱。
Mac OS X や Linux のような Unix 系の OS であればmake
コマンドのみでコンパイルできるように Makefile を同梱しました。 - .gitignore の同梱。
git でファイル管理をしやすいように .gitignore を同梱しました。
2通りの生成例を用意しています。
- sample_binder_twoside.pdf(バインダー用余白設定あり・両面印刷用):配布している構成で
make
コマンドを実行した状態 - sample_nobinder_oneside.pdf(バインダー用余白設定なし・片面印刷用)
以下のコマンドを実行することで、 PDF を生成できます。
% make
make
コマンドが使用できない場合は、以下のようなコマンドを使用してください。
% platex -kanji=utf8 main
% pbibtex -kanji=utf8 main
% platex -kanji=utf8 main
% platex -kanji=utf8 main
% dvipdfmx -p a4 main
なお、\cite
コマンドを使用していない場合、 pbibtex コマンドでエラーが出ます。
この場合は、 make
コマンドも使用できなくなるので、 Makefile を以下のように修正してください。
all:
platex -kanji=utf8 main
# pbibtex -kanji=utf8 main
# platex -kanji=utf8 main
# この2行をコメントアウトする
platex -kanji=utf8 main
dvipdfmx -p a4 main
以下のコマンドで、生成されたすべてのファイルを削除します。
% make clean
GitHub上にmy-thesisのようなリポジトリーを作って、以下のようにコマンドを実行してください。
git clone git://github.com/ymrl/thesis-template.git my-thesis
cd my-thesis
git remote set-url remote [email protected]:myname/thesis.git
git push origin master
上記の方法でコンパイルすると生成される PDF ファイルを参照してください。 また、 Blog にも随時情報を追加しておりますのでご覧ください。 http://mkdir.g.hatena.ne.jp/ymrl/
オリジナルのテンプレートについては(おそらく) @kurokobo に著作権があります。 私が改造した部分についてはすべての権利を放棄いたします。