WEB-INF配下を明示指定でスキャンできるWebInfSourceScannerを新設

[mitonize]

Webアプリケーションのコンテキスト内のリソースを走査してライブラリファイルを検出するためのSourceScanner実装。
走査対象は WEB-INF配下のリソースで、lib内のJARファイルも走査対象となる。

ServiceProviderの設定ファイルで以下のように設定することで、走査対象のライブラリファイルを指定することができる。
設定は記述順で評価され、最初に合致したものが採用される。

includeとexcludeは /WEB-INF/を基準としてライブラリファイル(tld,mld)を検出対象(include)または除外対象(exclude)するためのGlobパターンを指定する。記述順に評価され最初に合致したもので判定される。
どちらのパターンも指定されない場合はinclude="**/*.{tld,mld}"のみが指定されたものとみなす。

includeJarとexcludeJarで走査対象JARファイルのWEB-INF/libを基準としたファイル名部分のGlobパターンを指定する。
どちらのパターンも指定されない場合は includeJar="*.jar" のみが指定されたものとみなす。

includeInJarMetaInfとexcludeInJarMetaInfで読み込み対象とするライブラリファイルパスのJARファイル内のMETA-INFを基準としたGlobパターンを指定する。
どちらのパターンも指定されない場合は includeInJarMetaInf="*.{tld,mld}" のみが指定されたものとみなす。

記述例

<scanner class="org.seasar.mayaa.impl.builder.library.scanner.WebInfSourceScanner">
  <parameter name="exclude" value="{classes,lib}/"/>
  <parameter name="include" value="**/*.{tld,mld}"/>
  <parameter name="includeJar" value="taglibs-*.jar"/>
  <parameter name="excludeInJarMetaInf" value="#123;x,sql,scriptfree,fn,permittedTaglibs#125;*"/>
  <parameter name="includeInJarMetaInf" value="*.tld"/>
</scanner>

Key	Description
include	読み込み対象とするライブラリファイルパスのWEB-INFを基準としたGlobパターン
exclude	読み込み対象外とするライブラリファイルパスのWEB-INFを基準としたGlobパターン
includeJar	走査対象JARファイルのWEB-INF/libを基準としたファイル名部分のGlobパターン
excludeJar	走査対象外のJARファイルのWEB-INF/libを基準としたファイル名部分のGlobパターン
includeInJarMetaInf	読み込み対象とするライブラリファイルパスのJARファイル内のMETA-INFを基準としたGlobパターン
excludeInJarMetaInf	読み込み対象外とするライブラリファイルパスのJARファイル内のMETA-INFを基準としたGlobパターン