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VLC media player の派生版で、各種 ARIB 規格 (文字符号化方式ARIB-STD-B24、アクセスコントロールARIB-STD-B25等)に対応させたものです。
このレポジトリは、VLC 2.2.x の派生版で、現在メンテナンスは行っておりません。 VLC 3.0.x の派生版は、 こちら をご参照ください。
2014 年 10 月に上流にマージされた aribcam ストリームフィルタは PES フィルタの制御に対応していないため、 2016 年 2 月現在 Linux DVB デバイスでは動作しません。
当派生版はストリームフィルタではなくデマルチプレクサの一部として CAM を実装することで、 PES フィルタの制御に対応しています。
vlc-arib は現在 git で管理されています。開発マシンに git をインストールした上で次のコマンドを叩いてください。
$ git clone git://github.com/hiranotaka/vlc-arib.git
これは、一度目のみで、二度目から vlc-arib ディレクトリにて次のコマンドで更新できます。
$ git pull git://github.com/hiranotaka/vlc-arib.git
詳しくは git のマニュアルや github.com のマニュアルを参照してください。
VLC 2.2.0-git をベースにした開発は master ブランチで, VLC 2.2.x をベースにした開発は 2.2 ブランチで行っています。
通常利用は 2.2 ブランチがおすすめです。 2.2 ブランチに移るには、
$ git checkout 2.2
としてください。
pull request がもしあれば master ブランチのほうにお願いします。
まず、ビルドに必要なパッケージをインストールします。 Debian では、
apt-get build-dep vlc apt-get install libpcsclite-dev
で大丈夫です。
bootstrap します。
./bootstrap
configure します。 vlc-arib の機能を利用するには必ず —enable-arib は付けて下さい。
./configure --enable-arib
そして make します。
make -j4
ファイルから読み込む場合は、
./vlc /path/to/foo.mpeg
DVB デバイス (ISDB-T) から読み込む場合は
./vlc isdb-t://adapter=1:frequency=557142857
DVB デバイス (ISDB-S) から読み込む場合は
./vlc isdb-s://adapter=0:frequency=1318000000:ts-id=0x40f1
少なくとも30 秒以上、十分なデータを食わせてから [Tools]-[Program Menu] メニューを開くと EPG データが表示されているかと思います。
繰り返し試すには、プレイリストを作っておくと便利です。
#EXTM3U #EXTINF:0,NHK東京 総合 isdb-t://adapter=1:frequency=557142857 #EXTINF:0,NHK BS-1 isdb-s://adapter=0:frequency=1318000000:ts-id=0x40f1
という内容のファイルを拡張子 .m3u8 で作り、
./vlc /path/to/foo.m3u8
とします。
また、 DVB デバイスから読み込み、画面に表示させずにファイルに保存することもできます。
./vlc -I dummy --run-time=10 --sout=file/ts:/path/to/bar.mpeg isdb-s://adapter=0:frequency=1318000000:ts-id=0x40f1 vlc://quit
本家 VLC の問題と思われます。一旦音声を disable にして enable して下さい。
本家 VLC の問題と思われます。
私は対応しませんが、Debian ソースパッケージにパッチはそのまま当たると思います。
パッチは受け取りますが、一切のテストは出来ません。
現在のコードは —enable-arib 付きでビルドすると日本語以外の符号化方式を殺すなど副作用があります。当面改善する予定はありません。