MirakTest

Mirakurun 用映像視聴アプリ実装研究資料

概要

MirakTest は macOS / Windows / Linux 上で Mirakurun を利用しデジタル放送を視聴するアプリの実装を研究する目的で配布される研究資料です。本アプリに CAS 処理は含まれていないため、デコードされていない放送データを視聴することは出来ません。
macOS / Windows 版ビルドでは aribb24.js による ARIB-STD-B24 形式の字幕表示に対応しています。
プラグインを導入して機能を拡張することが出来ます。

導入方法

安定版

各 OS 向けビルドを Releases にて配布しています。

macOS での実行

brew install --cask ci7lus/miraktest/miraktest

Intel / Apple Silicon mac (aarch64) 上で動作する macOS Monterey / Ventura での動作を確認しています。

Windows での実行

exe のインストーラーをダウンロードして実行するか、zip を解凍して使用してください。
Windows 11 での動作を確認しています。

Linux での実行

実験的なサポートのため、環境によっては正しく動作しない可能性があります。
PRと発生した問題/解決方法を共有するための Issue は歓迎しますが、Issue は基本的に対応できません。
ハードウェア支援周りの不具合についてはこちら。
vlc の導入が必要です。debian の場合は以下のコマンドでインストールできます。

apt-get install vlc

AppImage に実行権限と --no-sandbox をつけて実行するか、アーカイブ版の chrome-sandbox を適切な権限に設定してください（参考）。

開発版

下記開発手順に沿ってビルドを行うか、CI にてコミット毎にビルドが行われているので、コミットメッセージ右の緑色チェック → Artifacts からダウンロードできます（ログインが必要です）。

機能

プラグイン

プラグインを導入して機能を拡張することが出来ます。
利用できるプラグインの一覧はこちら。
API 仕様はplugin.tsを参照してください。
型定義ファイル(plugin.d.ts)はリリースにてアプリイメージと一緒に配布しています。

操作

• キーボードショートカット

開発

macOS

brew install vlc cmake
git clone [email protected]:ci7lus/MirakTest.git
cd MirakTest
yarn
./setup_libvlc_mac.sh
./setup_wcjs.sh
yarn build:tsc
yarn dev:webpack
yarn dev:electron
yarn build

vlc-miraktest の Releases にある dmg から VLC.app を抽出し MirakTest ディレクトリに配置することで、ビルドが aribb24.js を用いるようになります。

Windows

choco install -y cmake powershell-core
git clone git@github.com:ci7lus/MirakTest.git
cd MirakTest
yarn
pwsh .\setup_wcjs.ps1
yarn build:tsc
yarn dev:webpack
yarn dev:electron
yarn build

Linux (debian)

sudo apt-get install build-essential cmake libvlc-dev vlc
git clone [email protected]:ci7lus/MirakTest.git
cd MirakTest
yarn
./setup_wcjs.sh
yarn build:tsc
yarn dev:webpack
yarn dev:electron
yarn build

謝辞

MirakTest は次のプロジェクトを利用/参考にして実装しています。

• Chinachu/Mirakurun
• RSATom/WebChimera.js
• search-future/miyou.tv
• monyone/aribb24.js
• tsukumijima/KonomiTV

DTV コミュニティの皆さまに感謝します。

ライセンス

MirakTest のソースコードは MIT ライセンスの下で提供されますが、ビルド済みパッケージは libVLC を含んでいる場合があり、その場合は LGPLv2.1 または GPLv2 でライセンスされます（詳細）。ビルド済みパッケージを Releases や Artifacts にて配布する場合は可能な限り周辺情報としてその旨を表示し、パッケージにはライセンス情報を同梱します。