- chrono[meta header]
- std::chrono[meta namespace]
- class[meta id-type]
- cpp20[meta cpp]
namespace std::chrono {
class utc_clock;
}
utc_clock
は、UTC時間 (協定世界時、Coordinated Universal Time) を表現するためのクロックである。
このクラスのnow()
静的メンバ関数は、標準ではnoexcept(false)
である。実装がnoexcept(true)
である保証をしない限り、このクラスはTrivialClock要件を満たさない。
クロックごとの初期時間 (内部的にカウンタがあれば値ゼロ) をエポックと呼ぶ。
utc_clock
のエポックは、1970年1月1日0時0分0秒である。
このクロックは、うるう秒をカウントする。
system_clock
とその時間点sys_time
は、うるう秒をカウントしない。
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
now |
現在日時を取得する | C++20 |
to_sys |
UTC時間からシステム時間へ変換する | C++20 |
from_sys |
システム時間からUTC時間へ変換する | C++20 |
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
rep |
時間間隔の内部表現となる符号付き算術型。具体的な型は未規定 | C++20 |
period |
時間の周期を表すratio 型 ratio <unspecified, unspecified> |
C++20 |
duration |
時間間隔の型 duration <rep, period> |
C++20 |
time_point |
時間の一点を指す型 time_point <utc_clock> |
C++20 |
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
static constexpr bool is_steady |
逆行しないクロックかどうかを表すbool 値。値は未規定。 |
C++20 |
#include <iostream>
#include <chrono>
namespace chrono = std::chrono;
int main()
{
chrono::utc_clock::time_point tp = chrono::utc_clock::now();
std::cout << tp << std::endl;
}
- now()[link utc_clock/now.md]
2019-10-24 11:15:10 UTC
- C++20
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