この章では、今回実装するLINE BotのバックエンドとなるAzure Functionsをデプロイし、オウム返しを行うLINE Botを作成・設定します。
まずはLINEチャネルを作成するため、 LINE Developers Console を開きます。
まだプロバイダーを登録していない場合は、任意の名前で登録します。
LINE Messaging APIのチャネルを作成します。
↓のアイコンを選択します。
必須項目に任意の値を入力し、利用規約の同意にチェックした後「作成」を選択します。
次に、Messaging APIに関する各種設定を行います。
「Messaging API設定」タブを開きます。
応答メッセージをオフにします。(オンの状態だと、毎回定型文が返答されてしまうため)
次に、LINE Developersのページに戻り
チャネルアクセストークンを発行し、メモ帳などに控えておきます。
次に、 Azureポータル を開きます。
先にリソースグループを作成するため、上部の検索バーから「リソース」と入力し「リソース グループ」を選択します。
「作成」ボタンから、リソースグループ作成画面を開き、情報を入力します。
「確認および作成」タブより、「作成」ボタンを押下します。
次に、Azure Functionsのリソースを作成します。
作成したリソースグループを開き、「作成」ボタンを選択します。
リソースの作成画面が開けたら、「関数アプリ」を選択します。
下記に倣って情報を入力します。
入力後「確認および作成」を選択、確認および作成の画面で「作成」と移ってください。
- リソース グループ:先ほど作成したもの
- 関数アプリ名:ユニークな値(例:
func-自分の名前-linebot-handson-日付
) - 公開:
コード
- ランタイム スタック:
.NET
- バージョン:
6 (LTS)
- 地域:
Japan East
- オペレーティング システム:
Windows
- ホスティング オプションとプラン:
消費量 (サーバーレス)
以下のように「デプロイが完了しました」と表示されれば、Azure Functionsリソース作成完了です。
先ほど発行したLINEチャネルアクセストークンを、下記手順でAzure Functionsに設定します。
- Functionsのリソースへ移動
- リソース画面の左サイドメニューにある設定→構成へ移動
- アプリケーション設定に「新しいアプリケーション設定」を追加
- 名前:
LINE_CHANNEL_ACCESS_TOKEN
- 値:先程コピーしたチャネルアクセストークン
- 名前:
- 「保存」ボタンを押下
Azure Functionsリソースにサンプルコードをデプロイします。
作成したAzure Functionsを開き、デプロイセンター
を選択します。
コードソースを選択で「GitHub」を選択し、下記の手順で必要事項を選択したらファイルのプレビューをクリックします。
- 組織:ご自身のアカウント
- リポジトリ:
hol-azure-line-bot-openai
- ブランチ:
main
YAMLファイルが右側にでますので「Close」をクリックし、上の「保存」を選択します。
GitHubのご自身のリポジトリページに戻り、ページをリロードします。
.github/workflows
フォルダが追加されていることが確認できたら、その配下に自動生成されたYAMLファイルが含まれることを確認します。
「Actions」タブを選択し、ビルドとデプロイが正常に実行されているか確認します。
最終的に緑のチェックマークが表示されればデプロイ成功です。
LINE Botに設定するWebhook URLを確認します。
まず、Azureポータル上のAzure Functionsの画面に戻り、概要ページ下部の関数一覧から Webhook
を選択して関数詳細画面を開きます。
「関数の URL の取得」ボタンから、URLを取得します。
次に、Messaging API設定画面のWebhook URLに入力し、保存します。
保存後、「Webhookの利用」をオンにします。
Messaging API設定画面中で確認できるQRコードをご自身の端末から読み込み、LINE友達登録します。
ご自身の端末からLINEを開き、送信したメッセージと同じメッセージが返信されることを確認します。
返信メッセージが確認できたら、次のステップ「3. Azure OpenAI Serviceを使って返信内容を作成するよう更新」へ進みます。