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フィードフォワード制御
YosukeSUGIURA edited this page Apr 10, 2019
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ここではフィードフォワード型ANCシステムの制御法について説明する.
フィードフォワード型のシステムモデル [link]
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フィードフォワード型のシステムモデルを上図に示す.各変数の説明は以下の通りである.
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信号
- : 参照信号
- : 1次経路を通過した騒音
- : フィルタード参照信号
- : 制御信号
- : 2次経路を通過した制御音
- : 誤差信号
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伝達関数
- : 1次経路の伝達関数
- : 2次経路の伝達関数
- : 騒音制御フィルタの伝達関数
- : 推定した2次経路モデルの伝達関数
ここで2次経路モデルは 事前に推定する 必要がある.
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ここで は1次経路 のフィルタ係数を指し, はフィルタ次数を指す.
,
ここで は2次経路モデル のフィルタ係数を指し, はフィルタ次数を指す.
,
ここで は騒音制御フィルタ のフィルタ係数を指し, はフィルタ次数を指す.
,
ここで は2次経路の伝達関数 のフィルタ係数を指し, はフィルタ次数を指す.
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コントローラ内のディジタルフィルタは時々刻々と更新される.このように逐次的に係数が更新されるフィルタのことを 適応フィルタ と呼び, 更新するためのアルゴリズムを 適応更新アルゴリズム と呼ぶ. 能動騒音制御では,適応更新アルゴリズムとして Filtered-X LMSアルゴリズム を用いる.
フィルタ係数は,誤差マイクロホンで取得される 誤差信号 が"0"になるよう更新すればよい. Filtered-X LMSアルゴリズムでは,誤差信号の時間平均パワーを最小化するようフィルタ係数を更新する. 誤差信号の時間平均パワー J は以下の式で定義される.
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ここで E[・] は時間平均を意味する演算子であり,例えば E[x] は以下の式のように計算(更新)される.
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